がん家族と私。

がんと闘いながら、人に生る

2015.8.13 お盆の迎え火

入院中

14日の見舞いの時に、昨日はおもしろかったぞって、楽しそうに昨晩の夜の出来事を話してくれた。

 

その前年に姑がなくなって、新盆となるが、翌年の初夏にすい臓がんの4bが見つかり、隠して入院していたので、

新盆は、ひっそりと家族と親戚で迎えようと準備。

昨日の見舞いでそんな新盆の話をしたこともあったのだろうか、

おばけ?夢?をみたらしい。

それもはっきりした夢のようなので、詳細に私に説明してくれる。

 

夜中に亡くなったお母さんがニコニコ笑って迎えに来てくれたようだ。

顔ははっきりわからないがおかあさんだと分かったらしい。

「おれは、まだやることがあるからそれぞれの行くところにいってくれ」と言ったら、スッと消えたそうです。

そして、また、別なご先祖らしいがぞろぞろ迎えに来たそう。

「それぞれの行くところに行ってくれ」と。

後から、たぶん父方の先祖だろうと思うと言っていたが、

皆スッと消えて、ちっとも怖くなかった様子。

 

そんな夢見ない人なのに、面白いこともあるもんだと話してくれた。

それは、夢だったのか、霊だったのか本人もわからないようだが・・・

 

その話を聞いた私は、笑えなかった。